◆図⾯作成業務

カルテ作りは敷地に複数棟の建物がある場合に有効です。その理由は既存建築物を管理する際、スムーズに確認申請図書やデータ整理が引き出せる状態があることは非常に時間のロスが減らせます。また、将来の施設の増改築計画がある場合は、総合的に判断可能になります。

私共のカルテづくりの業務は、単に既存確認申請図書等をデータ化するだけではありません。現地調査を行って、現在の建物の状態を確認して平面図までは作成します。

更に直前の確認申請図との違いや建物の法規上、構造上の懸念事項を報告します。ここまで把握をしておくと先々の建物の改善計画、増改築計画がスムーズに進めることが可能です。また近年、施工者は敷地に複数棟の建物がある場合は、法規的に適合している事が工事を受けるうえでの前提条件になる場合があります。書類や既存建物の状態をクリアにしておくと、以後がスムーズに進める事が可能になると思われます。

耐震改修工事の意匠図を作成します。耐震改修工事をするうえで干渉する設備類の確認、既存建物の現状の使われ方など確認します。調査結果と構造の補強部材が入る場所、補強後の使われ方を打ち合わせしたうえで解体撤去図、意匠図面を作成します。